HOME三井住友・ロシア株式オープンが自社運用化!


個人的にはロシア株ファンドの中ではパフォーマンスが最もよいと思っている「三井住友・ロシア株式オープン」ですが、
2014年12月16日以降、これまで投資してきたBNPパリバのマザーファンドから、自社運用に変更すると発表しました。

三井住友・ロシア株式オープンが三井住友アセットマネジメントの自社運用に!

これは、三井住友・ロシア株式オープンのマザーファンドであった「BNPパリバ フレキシーⅢ エクイティ・ロシア シェア Ⅰクラス」の純資産総額が減少し、償還されてしまったことが発端です。
マザーファンドが償還されてしまったら、その投信を繰上げ償還するか、自社で何とか運用を続けることになりますが、三井アセットマネジメントは後者を選びました。

過去に、岡三アセットマネジメントは「ロシア・バランス・オープン」の組入れファンドの純資産総額が減少したことを理由にそのファンドを償還しましたが(関連記事:繰上げ償還されたロシア株投信)、 この例には倣わず、自社で責任を持って運用を続ける道を選んだ三井住友アセットマネジメントは評価したいところです。

関連記事:「繰上げ償還の可能性のあるロシア株投信」でも、「三井住友・ロシア株式オープン」は純資産総額が10億円を下回っており、繰上げ償還のリスクがあるとご紹介していましたので、 気になる方はご参照ください。

三井住友・ロシア株式オープンの約款変更に関する投信会社のレポート>
◆三井住友アセットマネジメント:「三井住友・ロシア株式オープン」信託約款変更(予定)のお知らせ(PDF)
◆楽天証券:三井住友・ロシア株式オープン」の信託約款の変更の決定について(PDF)
◆楽天証券:三井住友・ロシア株式オープン信託約款変更(予定)に関するお知らせ(PDF)

三井住友・ロシア株式オープンの約款変更

マザーファンドが償還されてしまった、三井住友・ロシア株式オープン、どんな変更があるのか見てみましょう。
変更点は以下の3点です。
①自社運用に変更
変更前はマザーファンド「BNPパリバ フレキシーⅢ エクイティ・ロシア シェア Ⅰクラス」を投資対象としていましたが、変更後は自社の「ロシア エクイティ マザーファンド」を投資対象としました。
これにより、組入れ銘柄が大きく変わると思われます。
三井住友・ロシア株オープンの投資対象

(三井住友アセットマネジメントの約款変更通知より)

②信託報酬変更
マザーファンドの信託報酬がなくなるため、ちょっと信託報酬が安くなりました。
2.0%⇒1.8%(税込み)

③償還日(信託期間)の変更
三井住友・ロシア株式オープンの信託期間はもともと無期限でしたが、償還日が設定されました。(何かと事情があるのかも知れませんが、無期限にしておいて欲しかったなぁ。)
無期限⇒2019年12月9日

三井住友・ロシア株式オープンの今後やいかに?

マザーファンドが償還され、三井住友アセットマネジメントの自社運用に切り替わった「三井住友・ロシア株式オープン」。
これまでと同等以上のパフォーマンスを出せるのか、それともパフォーマンスが悪化するのか。
過去の記事でも書いていますが、三井住友・ロシア株オープンは同じロシア株投信と比べてもパフォーマンスがよく、楽天証券やSBI証券で購入すると手数料無料ということもあって好印象を持っています。
三井住友アセットマネジメントの手腕に期待したいところです。

関連記事:2014年に運用成績の一番良かったロシア株投信は「三井住友・ロシア株式オープン」でした
関連記事:[外部サイト]ロシア株投信を選ぶならこのファンド(2014年7月)


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