投資信託SQUARE [投資信託比較チャート]

No.1は「シュローダー 中東/北アフリカ･ファンド」

2012年度のアフリカ株投資信託で最も成績が良かったのは、「シュローダー 中東/北アフリカ･ファンド」で、期間中（2012/4/1～2013/3/31）の騰落率+40.0%でした（下図中の赤線）。

一方、最も成績が悪かったものは「日興 アフリカ株式ファンド」で、年度初めから終わりまでで+2.6%でした（下図中の青線）。

その他、比較的成績が良かったものとして、No.2は「JPM 中東アフリカ株式ファンド 」で+29.3%、No.3は 「中東･北アフリカ株式ファンド」で+16.6%でした。

2012年度のアフリカ株投資信託の値動き（年度初めを1.0としています）

アフリカ株投資信託全体としては上期に値下がりするも後半回復へ

アフリカ株投資信託の2012年度の全体の傾向としては、上期の4月から5月にかけて大きく値を下げ、下期頃から回復するという値動きとなっています。

上期は欧州信用不安の再燃、米国雇用状況の悪化等が原因となった世界的な株安の影響で値を下げました。

下期は欧州で 債務危機への政策対応に進展が見られたこと、欧州中央銀行が積極的な金融緩和策を打ち出したことから世界的に株式市場は好転しました。中東・アフリカ株式市場は、こうした外部環境の改善が追い風となって総じて好調となり、中でもアラブ首長国連邦やトルコが非常に好調となりました。

すなわち、トルコ、アラブ首長国連邦を多く組入れていた「シュローダー 中東/北アフリカ･ファンド」や「JPM 中東アフリカ株式ファンド （JPモルガン）」が値を上げる結果となりました。各ファンドの国別組入れ比率はこちらの記事もご参照ください。

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